殺生丸ber


私と彼の距離は遠いと思うの。
なんでだろう。と考えてみたらそれはあまりにも簡単なことだった。

「殺生丸……!頼みがあります」
「……なんだ」
「……あのね……あの?」
「なんだ。早く言え」
「はい!その、殺生丸が着けている鎧をとってほしいな?って……」
「……なぜ」
「え……、だって、その鎧があったら……だ、抱き着けれないじゃん……」
「……」
「え……!無視ですかー!?」

私がせっかく、勇気をだして言ったのに殺生丸は無視をして歩いて行きました。
でもね、夜。洞窟で一晩寝ることにしたとき、りんちゃんと邪見が寝たあと、鎧をといて私を抱きしめてくれた。
ほら、すぐ近くに彼がいます。
私は幸せなの。